富士登山競走 最終回
2026.07.30
3合目を過ぎて再び森林の道を進みます。
何も考える事はありません。
深く呼吸をして手を前後に振って足を前に出す。
ただ足元を、よく見て、つまずかないように。
ここで転んだら命取りです。
風を感じ、鳥の声を聞き体を囲む湿度の高い空気と共に進んで行きます。
「所印焼目合五」と書かれた廃墟が現れます。
既に50~60年前には誰も使っていなかったのでしょう。
でも、まだゴールの5合目は遠いのです。
少しずつ明るい日差しを感じます。
前を行くランナー達も私も足取りは重くゾンビの群れのようになっています。
そして遂に高い階段が見えてきました。
階段を登ると「ここからゴールに向かって下さい」と案内されました。
とぼとぼ歩いて行くと佐藤小屋(山小屋)の前の広場に、あのマットが敷かれています。
係りの人が大勢いて、賑やかにゴールを祝ってくれるイメージですが…。
静かです。黙々と電子チップを外し歩き出します。
ゴールはしましたが帰りのバス停が本当のゴールです。
遠くに見える賑やかな富士吉田口5合目。
あと2km。景色は、真っ白で何も見えない。笑える結末でした。

何も考える事はありません。
深く呼吸をして手を前後に振って足を前に出す。
ただ足元を、よく見て、つまずかないように。
ここで転んだら命取りです。
風を感じ、鳥の声を聞き体を囲む湿度の高い空気と共に進んで行きます。
「所印焼目合五」と書かれた廃墟が現れます。
既に50~60年前には誰も使っていなかったのでしょう。
でも、まだゴールの5合目は遠いのです。
少しずつ明るい日差しを感じます。
前を行くランナー達も私も足取りは重くゾンビの群れのようになっています。
そして遂に高い階段が見えてきました。
階段を登ると「ここからゴールに向かって下さい」と案内されました。
とぼとぼ歩いて行くと佐藤小屋(山小屋)の前の広場に、あのマットが敷かれています。
係りの人が大勢いて、賑やかにゴールを祝ってくれるイメージですが…。
静かです。黙々と電子チップを外し歩き出します。
ゴールはしましたが帰りのバス停が本当のゴールです。
遠くに見える賑やかな富士吉田口5合目。
あと2km。景色は、真っ白で何も見えない。笑える結末でした。


