【新型アクア】モデルチェンジ後の気になる燃費性能を解説!
2021.10.29
2021年7月19日、アクアは約10年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施しました。
新型アクアの登場を心待ちにしていた方の中には、燃費性能について気になっているという方もいらっしゃるでしょう。
今回の記事では、フルモデルチェンジを果たしたアクアの燃費性能について解説しますので、ぜひ購入や乗り換えのご参考になさってください。
|新型アクアはどう変わった?フルモデルチェンジを果たしたアクアの燃費性能とは
「ハイブリッドカーを身近なものにする。」
この想いのもと2011年に開発されたアクアは、圧倒的な燃費性能と静かさを持ち合わせたハッチバック型ハイブリッド専用車として、発売1ヶ月後には全国で10万台以上を受注しました。
その後も人気が衰えることはなく、初代アクアの発売以来、アクアはグローバルで約187万台以上(※1)を販売しています。
2021年7月のフルモデルチェンジを機に、発売当初から特徴的であった燃費性能が、さらに向上していますので、以下詳しく解説していきます。
(※1 2011年〜2021年5月末までのグローバル販売実績)
新型アクアの燃費性能とは?
2WD[FF] | E-Four | |
Bグレード | 35.8km/L | 30.1km/L |
Xグレード | 34.6km/L | 30.0km/L |
Gグレード | 33.6km/L | 30.0km/L |
Zグレード | 33.6km/L | 30.0km/L |
上述の通り、モデルチェンジを果たしたアクアには、エントリーモデルのBグレードから、ハイエンドモデルのZグレードまでの4種類があります。
全てのモデルで優秀な燃費性能を誇りますが、エントリーモデル同士の燃費で比較すると、新型BグレードのWLTCモード35.8km/Lと従来型アクアLグレードのWLTCモード29.8km/Lを比べると、約20%もの低燃費化を実現していることからも、この燃費性能がいかに優れているのかはお分かりいただけるのではないでしょうか。
「サステナブル(持続可能)な移動手段をプラクティカル(実用的)に市場に投入する」というトヨタ独自の考えに相応しい、持続可能性の高いハイブリッド専用車、それがフルモデルチェンジ後のアクアです。
(※2 国土交通省審査値。)
新型アクアが優秀な燃費性能を生み出せるのはなぜ?
アクアが優秀な燃費性能を生み出せるのには、大きく二つの理由があります。
一つ目の理由は、高出力な「バイポーラ型ニッケル水素電池」をBグレードを除くアクア全車に採用したこと。
二つ目の理由は、エンジンには、1.5Lダイナミックフォースエンジンと、1.5Lハイブリッドシステムを搭載したこと。
この二つについての詳細を以下、解説していきます。
世界で初めて(※3)アクアに採用された「バイポーラ型ニッケル水素電池」とは?
モデルチェンジ後のアクア(Bグレードを除く)に世界で初めて採用された「バイポーラ型ニッケル水素電池」は、高出力な駆動用車載電池です。
従来の「ニッケル水素電池」よりも、集電体などの部品点数が少なくなりコンパクトとなったため、従来のものと同サイズでありながら、より多くのセルを搭載できるようになりました。
また、通電面積は広くシンプルな構造になり、電池内の抵抗を抑えることができたため、大電流が一気に流れるように。
この進化した構造がバッテリー出力の向上に繋がり、「バイポーラ型ニッケル水素電池」は従来型の「ニッケル水素電池」の約2倍(※4)もの出力を実現しました。
また、バッテリー出力が向上したことにより、市街地走行時にはガソリンを使わずに電気だけで走行できる場面が増え、結果として、燃費性能の向上にも繋がっているのです。
(※3 2021年7月時点で世界初採用)
(※4 バイポーラ型ニッケル水素電池は、従来型ニッケル水素電池に比べ[セル当り出力約1.5 倍]×[コンパクト化により同じスペース内に1.4 倍のセルを搭載]した結果、約2 倍の高出力を実現。)
エンジンとハイブリッドシステムもさらに進化
モデルチェンジ後のアクアのエンジンには、1.5Lダイナミックフォースエンジンを搭載。
小型・軽量化の徹底的な追及、高速燃焼による熱効率の向上によって、最大熱効率は40%以上を実現しました。
また、高効率の1.5Lダイナミックフォースエンジンとアクアに最適化したハイブリッドシステムにより、電気系・機械系損失を大幅に低減。
コンパクトカークラストップレベルとなる35.8km/Lの低燃費(※5)を実現しています。
エンジンとハイブリッドシステムの性能が向上したことで、ハイブリッド専用車らしい爽快な走りと圧倒的な燃費性能を実現し、WLTCモード33.6km/L〜35.8km/Lという数値に繋がりました。
(※5 35.8km/Lは、BグレードのWLTCモード燃費。国土交通省審査値」)
|フルモデルチェンジを果たしたアクアの燃費性能はコンパクトカートップクラス!
モデルチェンジ後のアクアは、WLTCモード35.8km/L(※6)というコンパクトカークラスでトップレベルの低燃費を誇ります。
今回の記事では、アクアの燃費性能についてご紹介してきましたが、燃費性能以外にも、取り回しが良く運転のしやすいサイズ感、充実した安全装備など、魅力的な面は数多くあります。
ネッツトヨタ千葉では、魅力が詰まったアクアのご試乗も可能ですので、少しでも気になっているという方がいらっしゃれば、お気軽にご試乗予約をなさってください。
(※6 35.8km/Lは、BグレードのWLTCモード燃費。国土交通省審査値。)